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OUR WORK

メルシャン株式会社

ギュギュッと搾ったサングリア

実施期間
2019.6 - 2019.10(4ヶ月)
インダストリー
アルコール飲料
URL
https://www.kirin.co.jp/alcohol/wine/gyugyutto/
サービス
[デザイン開発] パッケージデザイン
Background [背景]

バニスターは、メルシャンのフルーティでリッチな果実感が特長のワインブランド「ギュギュッと搾ったサングリア」のリニューアルパッケージデザイン開発、商品ブランドロゴ・アイコン開発を行いました。
メルシャンは、1877年に日本最古の民間ワイン企業として誕生し、2007年にキリングループの一員となりました。『ワインのおいしい未来をつくる』をスローガンに、日本人の味覚に合うワインの追求、従来にない自由な飲み方や新しい食との組み合わせを追求しています。

同商品は2015年に発売され、フルーティでリッチな果実感が楽しめるサングリアとして、累計販売本数が800万本※となるブランドです。発売以降順調に販売本数が推移していましたが、パッケージデザインにおいては、大人女子のおしゃれさやお酒らしさの不足が消費者からの声として挙がっていました。クライアントは、若年層接点の重要商品である同商品を、ワイン市場の間口拡大につながる重要商品と捉え、リニューアルを望んでいました。
※メルシャン 出荷実績2015年3月~2020年5月までの累計数(500ml換算)

Challenge [課題点]

お酒を普段あまり飲まない消費者に向けたフルーティでリッチな果実感を表現したパッケージデザインは、フルーツがたっぷりでお酒なのに飲みやすいという良さがあったものの、新たなターゲットとなるお酒を普段から飲む消費者には、そのフルーティさがお酒であることを感じさせず、ジュースのようなカジュアルさを印象づける要因となっていました。
また、ボトル自体のアイコン性も薄いという課題がありました。そのため、混濁果汁でフルーティという差別性を維持しつつも、ブランドとして記憶に残る、大人女子のお酒らしさを表現するアイコン要素を創造する必要がありました。

Solution [解決]

「ブランドアイコンによる存在感の創造」 従来のパッケージは、ジュースのようなカジュアルさを元気さやビビットさと果実のシズル感でかわいらしく表現していましたが、ボトル自体のアイコン性がないという課題がありました。そこでバニスターは、果実感を残しつつ、お酒らしい大人かわいい落ち着きのある色合いでフレーバーを表現し、おしゃれな「ドット柄のボトル」にすることでボトル自体をアイコンにして存在感を出し、ブランドとして記憶に残るようにしました。

「差別性の可視化」 クライアントは、リニューアルに伴い果実本来の苦味やピール感を感じられる混濁果汁を見直し、リアルな果実感を差別性として表現したいと考えていました。そこでバニスターでは、手搾り感を「手を使って搾っているアイコン」として表現することで、一目でおいしさが想起できる『家庭で手搾りしたような』リアルな果実感の表現を提案しました。

上記により、「ギュギュっと搾ったサングリア」は、家庭で手搾りしたようなリアルな果実感が楽しめる、スタイリッシュで大人かわいいドット柄デザインというアイコン性のあるサングリアとしてリローンチされました。

Client Voice

若年層から好評いただいており、メルシャンとしても非常に重要な商品である「ギュギュッと搾ったサングリア」。
発売6年目を迎えた今年、更なる間口拡大・ワインファン獲得に向け、瓶・デザイン・中味のフルリニューアルに踏み切りました。
事前にお客様の調査を徹底的に行い、ターゲット女性からのリアルな声を参考にしながら、バニスター様にデザイン開発をいただき、 お客様から非常に高い評価を獲得しています!
新しく生まれ変わった「新・ギュギュッと搾ったサングリア」。ぜひ、女子会や一人飲みなどいろんなシーンでお楽しみください。

メルシャン株式会社   マーケティング部   ブランドマネージャー   永谷洋平 様

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