バニスターは、メルシャンの「シャトー・メルシャン 藍茜・萌黄」の限定ラベルのデザイン開発を行いました。
メルシャンは、1877年に日本最古の民間ワイン企業に起源を持ち、その主力商品である、シャトー・メルシャンは”Growing Differences in the World”〜違いを育む(世界を知り、日本の個性を育てる)〜というブランド・コンセプトのもと、
日本が世界的に優れた個性を持ったワイン産地として認められ、日本ワインが、日本において、愛され、親しまれることを目指しています。
そのために、日本の土地の個性を生かしたワイン造りにこだわることで、「日本の食卓にぴったり寄り添うワイン」として広く認識され、JAL国際線のビジネスクラスにも採用されるなど、日本ワインのシンボルとして高い評価を受けています。
そうした中、新たに日本ワインを飲む人の獲得を目指すために、新型コロナウィルスの影響で、外出機会が減少し、自宅滞在時間が増加したことをきっかけにした、新パッケージの開発が求められました。そこで、今まで以上に人とのつながりや絆を求める人と、先行きの見えない不安感の中で、安心できるブランドや在宅時間を彩る国産品を求める人をターゲットとして設定しました。
ラベルデザインを通じて、人と人との結びつきや絆を想起させると同時に、安心安全で上質な日本産のワインであることを伝えつつ、さらにはコロナ危機に瀕する日本を応援するワインとして、お客さまに実感してもらうことが求められました。
「人と人を結び続ける、水引ラベル」 シャトー・メルシャンが持つ「伝統×和モダン」という世界観をベースとし、人と人を結びつけるという意味を持ち、時代に翻弄されず脈々と受け継がれてきた日本の伝統的な飾りである「水引」をモチーフにしたデザインとしました。さらに、藍茜と萌黄のボトルを並べることで、「&」をあしらった水引が完成し、自宅に居ながらもつながりを感じられる工夫も提案しました。
2020年、世界は一変しました。
先の見えない不安や閉塞感が漂う中、それでもブドウはちゃんと育ち、実をつけ、いつもの年と変わらず美味しいワインが生まれています。
人と人とを結び、幸せな時間を紡ぎ出すことができるよう願いを込め、水引をあしらったデザインの「シャトー・メルシャン 藍茜」「シャトー・メルシャン 萌黄」。
皆さまの食卓に笑顔のある素敵な時間をお届けできることを願ってこのワインを造りました。ぜひ、普段のお食事と一緒に、ゆっくりとお楽しみください。
メルシャン株式会社 マーケティング部 尾谷玲子 様