バニスターは、サンスターの「G•U•M 歯周プロケアシリーズ」のシリーズ全商品のパッケージデザイン開発を行いました。
サンスターは、「人々の健康の増進と生活文化の向上に寄与する」を経営理念に、オーラルケア事業やヘルス&ビューティー事業などを展開するグローバル企業です。世界最先端の歯周病研究から作られた歯周病ケアブランド「G•U•M」や、20〜30代のアクティブ女性のお口ケアブランド「Ora2」、女性用ヘアスタイリングブランド「VO5」など、長年にわたって生活者に愛されるブランドを展開しています。
「G•U•Mシリーズ」は、1989年に歯周病を予防する商品として発売されて以来、多くの生活者に愛されてきたオーラルケアブランドで、「G•U•Mシリーズ(レギュラーシリーズ)」に加え、機能性を高めた上位ブランド「G•U•M ACシリーズ」を展開していました。しかし、生活者のニーズの多様化や、競合他社の高機能オーラルケア商品が次々に登場する市場環境に鑑み、「G•U•M ACシリーズ」のリニューアルを決定しました。
「G•U•M ACシリーズ」のリニューアルにあたり解決するべき課題がありました。 G•U•MレギュラーシリーズとACシリーズの差別性の明確化 ACシリーズには、レギュラーシリーズに比べて高機能である根拠が明確にコミュニケーションされておらず、生活者にその価値が十分に伝わっていませんでした。また文字情報の多い商品棚において、高付加価値シリーズとしてのプレミアム感の訴求も必要でした。 コアバリューの強化 1989年の誕生以来、歯周病予防の先駆者として市場での優位性を獲得してきた「G•U•M」ですが、近年、競合他社から高機能商品が続々と登場し、また歯周病予防を謳った競合ブランドが多くなったことから、「歯周病予防のG•U•M」というコアバリューをあらためて強化することが急務でした。
バニスターは、新しいACシリーズのパッケージデザイン開発に着手するにあたり、競合分析やドラッグストアを中心とした「G•U•M」の主要販路へのフィールド調査を実施。そうして策定された新しいブランドコンセプトは「口の中をハグキの内側から鍛える」。そのコンセプトを踏まえつつ、「G•U•M」ブランドの高付加価値商品としてのプレミアム感を表現したパッケージデザインが開発されました。「G•U•M」のブランド・フットプリントを継承しながらも、パッケージに記載するべき必要情報を整理し、効能感を高めたデザインとなっています。
こうして生まれた新しいACシリーズ、「G•U•M 歯周プロケアシリーズ」は、2018年1月より全国のドラッグストアやスーパーマーケットで販売されています。
当社は、歯周病カテゴリーの競争激化を背景に、G•U•M ACシリーズのリニューアルを検討していました。
バニスターには、コンセプト検討からパッケージデザイン開発まで一貫してプロジェクトに参画してもらいました。新しく生まれたG•U•M PROCAREシリーズは、課題であったGUMレギュラーシリーズとの差別化を強化しながら、ターゲットとなるお客様に対して訴求力の高い商品になったと思っています。
サンスター株式会社 ご担当者様